しが環境学習担い手育成事業講座を開催しました(2026年10月2日)

 滋賀県環境政策課主催の「しが環験学習担い手育成事業」の連続講座の一環として、当センターで「データと歴史の視点から琵琶湖のことを見てみよう!」のテーマで講座が開催されました。

本事業は、県内で長く活躍する環境トップリーダーの育成を目的とした全8回の連続講座からなり、既に地域で環境学習を行っている方を対象に、琵琶湖の歴史や定期調査などの環境学習プログラムの背景となる知識、そして今後の活動継続に向けた事業運営の手法などを習得していただいています。

 

講座の流れ

1.挨拶とセンター紹介

 藤井滋穂センター長の挨拶に続き、管理部の高橋主任主事が当センターの役割と業務内容を紹介しました。受講者に、当センターの活動についてご理解いただく良い機会となりました。

2. 琵琶湖の水質について

 環境監視部門の桐山部門長が、琵琶湖の水質の現状について詳しく説明いたしました。長年の調査結果から見た琵琶湖水質の状況や近年の特徴をお伝えすることで、受講者に琵琶湖の水質について理解を深めてもらいました。

3. 琵琶湖の水政策の歴史について

 琵琶湖と人との関わりの歴史を踏まえ、滋賀県の水政策がどのようなあゆみをたどってきたのかについて、石河氏(元琵琶湖環境部長)にご講演いただきました。受講者は、過去から現在に至る水政策の流れを学ぶことで、今後の環境課題への向き合い方を考える貴重な機会を得ました。

4. 調査船びわかぜでの実地体験

 環境監視部門の山本係長、大橋主査、村崎技師の引率のもと、受講者は調査船びわかぜに乗り、実際の水質調査を見学しました。透明度の測定など、調査の現場を直に体験することで、水質データ収集の「裏側」を見てもらいました。

5. 実験棟の見学

 最後に、環境監視部門の実験棟をご案内しました。桐山部門長から、COD分析やプランクトンの検鏡、さらに琵琶湖の水質や大気の測定に用いる分析機器を説明しました。受講者に、採取されたサンプルが分析機器を通じてデータとなるまでの一連の過程を見ていただきました。

今回の講座を通じて、受講者の皆様に琵琶湖の環境について、歴史的背景とデータに基づく科学的視点の両面からご理解いただくことができました。当センターは、今後も試験研究活動の面から、琵琶湖の保全再生に貢献していきます。

【しが環験学習担い手育成事業の案内チラシ】

 

 

【琵琶湖の水質および水政策の歴史の講座の様子】

【調査船びわかぜの水質調査の様子】

【実験棟見学の様子】