お知らせ
【YouTube】滋賀県庁しごと紹介の動画でセンターが紹介されています!
滋賀県人事委員会事務局では、滋賀県庁の仕事についての理解を深めてもらうための仕事紹介動画をアップしています。
その動画の一つで、琵琶湖環境科学研究センターで働く化学職職員の業務内容を紹介していますので、ご興味のある方は下記のURLからご覧ください。
【刊行物】センターブックレットVol.2が発刊されました!
琵琶湖環境科学研究センターの研究成果を、一般向けに分かり易く紹介したブックレットのVol.2が発刊されました。
以下のURLでブックレットの紹介をしています。
【アーカイブ公開終了しました】令和3年度びわ湖セミナーを開催いたします
4/7 公開を終了しました。発表要旨については下記URLから今後も閲覧可能です。
3/23 URLを掲載しました。
3/18 口頭発表要旨を掲載しました。
下記のとおり、令和3年度びわ湖セミナーを開催いたします。
今年度のテーマは、「気候変動と琵琶湖の状況」です。皆様のご参加をお待ちしています。
記
日時:令和4年3月24日(木) 13:15~15:10
場所:Youtube LIVE URL限定配信
URL:
上記のURLから令和4年4月7日16時まで、アーカイブ視聴可能です。 公開を終了しました。
プログラム等、詳細は以下のURLからご確認ください
広報物の掲載について
センターニュースNo.35を刊行しました。
以下のURLで内容の掲載を行っています。
センターニュースNo.35
https://www.lberi.jp/read/publications/news
[2/3 12時~]センターホームページ一時停止のお知らせ
平素は滋賀県琵琶湖環境科学研究センターホームページをご利用いただき誠にありがとうございます。
下記におきましてサーバーのメンテナンスを実施いたします。
メンテナンス作業中においては、ホームページの閲覧を一時休止いたしますので、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
停止期間
令和4年2月3日(木) 12時~13時のうち10分程度(予定)
【活動再開】「里湖づくり」活動、参加者募集!
2021/6/24
「里湖づくり」活動体験イベント「シジミ復活大作戦」参加者募集中です。
下記「3.活動内容」の「(4)活動体験イベント『シジミ復活大作戦』」をご参照ください。
→ 2021/8/6 予備日も含めて特別警戒ステージになったため、誠に残念ながら今年度も中止しました。
お申し込みいただいた方々にお詫び申し上げます。
2021/6/16
活動予定日が滋賀県「コロナとのつきあい方滋賀プラン」における「特別警戒ステージ(ステージⅣ)」以外の場合、および国の緊急事態宣言が実施されていない場合、万全の対策を講じた上で、ボランティアの皆様ご参加による活動を実施します。当面の対応は、下記「3.活動内容」をご参照ください。
→ 2021/8/19 現在、特別警戒ステージのため、当面ボランティアの皆様のご参加を中止しています。
→ 2021/10/6 特別警戒ステージ、緊急事態宣言ともに解除されたため、活動再開します。
1.背景・目的
琵琶湖の在来魚介類が減少している中で、特に貝類の減少が著しくなっています。シジミ類の減少理由は、1960年代頃からの水質悪化による大量死、生息場所となる砂地の減少など、複合的な要因によるものと考えられます。私たちは、シジミ類等の二枚貝がすみやすい環境づくりを意識した取り組みが、他の底生動物もすみやすい環境づくり、生態系の改善につながると考えました。
そこで私たちは、2017年7月から毎月、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター付近の湖辺に設けた試験地で、二枚貝等の生き物がすみやすい環境に向けた「里湖づくり」活動を行っています。活動では、毎回20人前後の住民ボランティア参加による人力と、漁業者による貝曳き漁具(マンガン)の曳航で、泥の堆積を抑制するための湖底耕うん、増えすぎたヒシや沈水植物(水草)の除去を続けています(図1)。また、活動の効果を検証するため、3か月ごとに貝類や底生動物の生息状況調査も行っています。
図1 「里湖づくり」活動のねらい(イメージ)
「里湖づくり」活動では、ボランティアとして参加いただける満18歳以上の方を随時募集しています。また、年1回夏に、小学生とその保護者の方を対象とした活動体験イベント「シジミ復活大作戦」を開催しています。ご都合のよい範囲で1回でも、ご参加を歓迎します。
なお、本活動は、滋賀県が環境省から受託する「湖辺における環境修復実証事業(滋賀県琵琶湖)委託業務」の一環として、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターが主催しています。
2.活動場所
大津市柳が崎の湖辺および滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(図2)
図2 活動場所
3.活動内容
(1)湖辺環境修復活動
頻度:夏季(7~9月)は月2回、その他は月1回
活動予定日が「特別警戒ステージ(ステージⅣ)」以外の場合、および国の緊急事態宣言が実施されていない場合、ボランティアの皆様ご参加による活動を実施します。「特別警戒ステージ」にある場合、または緊急事態宣言が実施された場合、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター職員および漁業者のみで活動を実施します。
シジミ等の生息環境の改善に向けて、増えすぎた水草の除去、泥の堆積を抑制する湖底耕うんを行っています。水際の浅い場所は人力で、沖の深い場所は漁業者の船で行っています(写真1)。
写真1 湖辺環境修復活動の様子
(2)湖辺環境調査活動
頻度:3か月に1回(4月、7月、10月、1月)
活動予定日が「特別警戒ステージ(ステージⅣ)」以外の場合、および国の緊急事態宣言が実施されていない場合、ボランティアの皆様ご参加による活動を実施します(20人程度まで)。「特別警戒ステージ」にある場合、または緊急事態宣言が実施された場合、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター職員のみで活動を実施します。
湖辺環境修復活動を行っている場所(耕耘区)と、行っていない隣接した場所(対照区)で、貝類の生息状況調査を行っています。滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの担当が採取した試料から、貝類を選別・計数しています(写真2)。
また、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの担当が別途、すべての底生動物の生息状況調査を行っています。
写真2 湖辺環境調査活動の様子
(3)アンケートおよび意見交換会
頻度:(1)および(2)の活動後、毎回
上記「3.(1)湖辺環境修復活動」および「3.(2)湖辺環境調査活動」の後、実施します。
活動の感想についてアンケートに回答いただいた後、参加者間で意見や情報を交換する場を設けています。
(4)活動体験イベント「シジミ復活大作戦」
頻度:年1回(7~8月予定)
予備日を含めて特別警戒ステージになったため、2021年度も中止しました。
対象・参加条件:小学生以上の子どもとその保護者
日時:令和3年8月8日(日)10時~12時[予備日8月28日(土)同時間帯]
定員:10組30人程度(申込多数のときは抽選)
場所:びわ湖大津館(大津市柳が崎5-35)およびその付近の湖辺
参加申込:令和3年7月29日(木)までに電話、FAX、Eメールで下記【参加申込先】に申し込み
参加費:無料
小学生とその保護者を対象に、湖底耕うん体験、水草や湖底の生物観察、シジミ汁の試食等を通して、「里湖づくり」活動と琵琶湖の恵みを体験していただきます。ボランティアの皆様には、スタッフとしてご協力いただいています。
写真3 「シジミ復活大作戦」の様子
4.活動日のスケジュール例(「シジミ復活大作戦」を除く)
9:15~9:30 受付、着替え等準備
9:30~9:40 開会あいさつ、作業説明
9:40~11:00(途中休憩あり) 湖辺環境修復活動または湖辺環境調査活動
11:00~11:30 用具片付け、着替え
11:30~12:00 アンケート記入、意見交換会
5.参加費
無料
参加いただいたボランティアの方には、当日の交通費を支給します。車でお越しの方は、近隣の「大津市営柳が崎湖畔公園駐車場」をご利用ください。当日の駐車料金を支給します。
6.参加申込・お問い合わせ
「里湖づくり」活動では、参加受付、参加者との連絡調整、参加者にかかる庶務業務を、特定非営利活動法人おおつ環境フォーラムに支援いただいています。参加申込、活動日のお問い合わせは、おおつ環境フォーラムまでご連絡ください。
【参加申込先】
特定非営利活動法人おおつ環境フォーラム
〒520-0047滋賀県大津市浜大津4-1-1
電話:077-526-7545 FAX:077-526-7581
E-mail: forum@eco-otsu.net
その他の「里湖づくり」活動にかかる問い合わせは、主催する滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの担当までご連絡ください。
【問い合わせ先】
滋賀県琵琶湖環境科学研究センター
〒520-0022滋賀県大津市柳が崎5-34
電話:077-526-4800 FAX:077-526-4803
E-mail: de51200@pref.shiga.lg.jp
担当:総合解析部門 井上栄壮(いのうえ えいそう)
森の下草には土砂流出率を97%減少する 減災効果(Eco-DRR効果)があることを発見しました!
森の下草が土砂流出リスクを減らすことは定性的には良く知られています。しかし、どの程度減災する効果があるかについては、定量的にはほとんど知られていませんでした。
そこで、琵琶湖流域の森林における土砂流出を調査研究したところ、下草に60%以上覆われている場所は、30%未満しか覆われていない場所と比較して、単位面積あたりの年間土砂流出率が97%減少する効果を見い出しました(図1)。さらに、その減少効果は72時間の総雨量が400 mmを超えるような豪雨でも有効である可能性を示しました。
実際の測定結果(Evidence Data)に基づいて具体的な数値を示して、生態系を活用した防災・減災効果(Eco-DRR効果)を知ることは世界的にも大変重要です。そのため、この研究成果はNature Springer社のオンライン総合学術誌であるScientific Reportsに掲載されました。
図1 森の下草の植被率と単位面積当たりの土砂生産量の回帰分析結果に基づくグラフ
論文タイトル:The risk reduction effect of sediment production rate by understory coverage rate in granite area mountain forest
著者名:水野敏明(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター・総合地球環境学研究所)、小島永裕(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)、淺野悟史(京都大学大学院地球環境学堂)
掲載誌名:Scientific Reports volume 11, Article number: 14415 (2021)https://www.nature.com/articles/s41598-021-93906-1
doi: 10.1038/s41598-021-93906-1 リンク <https://doi.org/10.1038/s41598-021-93906-1>
詳細は下記URLからご確認ください。(滋賀県ホームページ県政eしんぶんへのリンク)
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/320697.html
(~9/30まで)環境情報室のご利用を停止させていただきます
滋賀県における緊急事態宣言の発令に伴い、環境情報室のご利用を停止させていただきます。(~9/30まで)
ご迷惑をおかけしますがご了承ください。
「ビワコツボカムリ」の種名が103年ぶりに 国際動物命名規約に基づき再記載されました!
103年前に学名が付けられた「ビワコツボカムリ」は、標本が指定されていなかったため、国際動物命名規約に基づく記載がされていませんでしたが、標本の指定により103年ぶりに再記載されました。
また、中国で本種の記録があり、区別ができない状態が続いていましたが、この度、本種と中国の個体の間に別種に相当する違いが見出されました。
加えて、過去の転記ミスにより「ビワツボカムリ」という和名で呼ばれていたものを、103年前のオリジナルの「ビワコツボカムリ」に戻すことを提唱しましたのでお知らせします。本論文は日本動物分類学会(英文国際誌Species Diversity)に掲載されました。
詳細は下記URLからご確認ください。(滋賀県ホームページ県政eしんぶんへのリンク)
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/320243.html
広報物の掲載について
センターニュースNo.34を刊行しました。
以下のURLで内容の掲載を行っています。
センターニュースNo.34
https://www.lberi.jp/read/publications/news