研究担当職員
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職員名 | 早川 和秀 |
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部門 | 総合解析部門 |
役職/担当係 | 部門長 |
役職(詳細) | 部門長 |
専門分野 | 地球化学 陸水学 |
センターでの研究テーマ |
・ 気候変動が琵琶湖の水質・生態系にもたらす影響と適応策に関する研究(分担) ・ 健全な水環境保全のための水質・湖底環境に関する研究(国環研琵琶湖分室との連携研究) |
外部研究プロジェクト等への参加 |
・環境省環境研究総合推進費 「水質・底質の健全化に資する底生動物の機能評価と彼らの減少がもたらすリスクの推定」(研究分担) ・ 科学研究費助成事業基盤C「分子サイズを鍵にして水圏溶存有機物の生分解モデルを刷新する」(代表) ・ 科学研究費助成事業基盤A「湖沼の深水層に卓越する未知の有機物循環系の解明」(分担) ・ 科学研究費助成事業基盤B「微生物窒素ポンプ:貧栄養水域への未知の栄養塩供給経路を実証する」(分担) ・ 科学研究費助成事業基盤B「地球温暖化により生じた貧酸素水塊における酸素消費システムの解明」(分担) ・JST大学発新産業創出基金事業 可能性検証「現場環境水中で溶存有機物の三次元蛍光特性情報を長期間取得できる小型センサーの開発」(分担) |
略歴 |
名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了 博士(理学) 琵琶湖研究所(現 琵琶湖環境科学研究センター)勤務 |
主な著書・論文 |
近年の主な論文 Kazama,T., K. Hayakawa, T. Nagata, K. Shimotori, A. Imai, K. Komatsu (2024) Impact of climate change and oligotrophication on quality and quantity of lake primary production: A case study in Lake Biwa. Science of the Total Environment, 927, 172266. Hayakawa, K., S. Nakano, R. Li,F. Sun, F. Wu, N. Takei, K. Shimotori, A. Imai (2023) Absorption properties of dissolved organic matter in East Asian temperate lakes. Limnology, 24(3), 235 - 250. Yamada, K., H. Yamamoto, S. Hichiri, T. Okamoto, K. Hayakawa (2021) First observation of incomplete vertical circulation in Lake Biwa. Limnology 22, 179 - 185. Kazama, T., K. Hayakawa, V.S. Kuwahara, K. Shimotori, A. Imai, K. Komatsu (2021) Development of photosynthetic carbon fixation model using multi excitation wavelength fast repetition rate fluorometry in Lake Biwa. PLoS ONE 16(2), e0238013. 早川和秀、佐藤祐一、岡本高弘、永田貴丸、後藤直成、冨岡典子、中野伸一(2020)琵琶湖における水質管理のあり方に関する研究と課題. 地球環境 25(1&2) 779-86. 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(2020)琵琶湖の科学~みずのこと、生きもののこと~ サンライズ出版,彦根 (編集と執筆) Hayakawa, K., Okamoto、T. (2020) 7.1.3 Non-attainment of Water Quality Standards: COD Increase in the Water of Lake Biwa. In: Kawanabe et al. (eds.) Lake Biwa: Interactions between its nature and people, 2nd edition. Springer, Tokyo. 549-554. 早川和秀,廣瀬佳則,岡本高弘,七里将一,尾原禎幸,能登紀幸,井上信介(2019)湖沼水のTOC分析について全有機炭素計を用いて精度高く測定する手法の検討.水環境学会誌 42(6), 259-267. 早川和秀,岡本高弘,廣瀬佳則,佐藤祐一(2018) 低濃度有機汚濁水域における有機物指標の特性把握:琵琶湖流域におけるCOD(Mn), BOD, TOCの比較から. 水環境学会誌 41(6) 193-203. Hayakawa, K., R. Kojima, C. Wada, T. Suzuki, Y. Sugiyama, T. Kumagai, N. Takei, D. Bamba, (2016) Distribution and characteristics of ultraviolet absorption and fluorescence of dissolved organic matter in a large lake (Lake Biwa, Japan). Journal of Great Lakes Research, 42(3) 571-579. |
学会・研究会での発表等 |
早川和秀ほか(2024) ナノ濾過膜を用いた琵琶湖水中の溶存有機窒素の分画. 第58回日本水環境学会年会、福岡 早川和秀(2024) 湖内への土砂供給と生物の定着.令和5年度 びわ湖セミナー “森・川・琵琶湖のつながりを考える~生きものと土砂移動の視点から~” 大津 早川和秀(2024)湖沼の健全な物質循環をめざす.第32回東京大学環境安全研究セミナーシンポジウム"水・土・生物から考える環境の化学"、東京 早川和秀(2022)環境水中における蛍光性溶存有機物(FDOM)の特性解析.JFEアドバンテック株式会社海洋・河川事業部"大阪製品技術セミナー"、神戸 早川和秀ほか(2022)膜ろ過法による湖沼における溶存有機物の分画の新たな展開. 日本陸水学会第86回兵庫大会、オンライン 早川和秀ほか (2019):琵琶湖等湖沼水のTOC分析を精度高く測定する手法の検討. 日本陸水学会第84回金沢大会、金沢 早川和秀ほか (2018): 琵琶湖における有機物指標の検討、第17回世界湖沼会議、つくば 早川和秀ほか (2018): 微生物食物網を考慮した琵琶湖の物質循環の課題について. 日本陸水学会第83回岡山大会、岡山 早川和秀ほか (2017): 琵琶湖水における有機物の生分解性について. 日本陸水学会第82回仙北田沢湖大会、仙北 Kazuhide Hayakawa et al (2016): Distribution and characteristics of ultraviolet absorption and fluorescence of dissolved organic matter in a large lake (Lake Biwa, Japan) , 18th International Conference of International Humic Substances Society, Kanazawa, Japan. September 2016
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審議会委員等 |
環境省琵琶湖における水質管理手法検討会 委員 環境省水環境適正化対策調査検討会 委員 滋賀県「琵琶湖における新たな水質管理のあり方懇話会」委員 大津市環境影響評価専門委員 |
講義・指導等 |
【大学等での講義】 京都工芸繊維大学 「地球環境論」講師(2019年~) |
ひと言 |
琵琶湖のいろいろなことを知りたいと思ったら、『琵琶湖の科学~みずのこと、生きもののこと~』 を読んでみて。 琵琶湖にはまだまだ謎がたくさんあって、水質や生態系のしくみの研究に関わっています。現在は、水中の有機物の循環の問題に取り組んでいます。河川から入った有機物は、微生物に食べられた後、どこへ行くのか?魚の餌になるのか?などです。 センター屋上で日照、紫外線の連続モニタリングをしています。計測した紫外線データは、有害紫外線モニタリングネットワークを通じて、パソコン、携帯電話で1時間毎に見ることができます。 http://db.cger.nies.go.jp/gem/ozon/uv/uv_index/ootsu/index.html |