研究担当職員

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職員名 河瀬 玲奈
部門 総合解析部門
役職/担当係 持続可能社会・ 琵琶湖流域係
役職(詳細) 主任研究員
専門分野 環境システム工学
センターでの研究テーマ

・ 持続可能な琵琶湖・滋賀の社会像とその実現手法に関する研究(2015~2016)

・ 豊かさを実感できる持続可能な滋賀の将来像と その社会実装支援に関する研究(2017~2019)

・ 気候変動に対応する持続可能な社会に向けた戦略的シナリオに関する研究(2020~2022)

・ ネットゼロ社会実現にむけた自然資本活用のための地域づくりに関する研究(2023~)

外部研究プロジェクト等への参加

・地球環境研究総合推進費 S-3-1「脱温暖化社会に向けた中長期的政策オプションの多面的かつ総合的な評価・予測・立案手法の確立に関する総合研究プロジェクト(2004~2008)」

・地球環境研究総合推進費 B-05-052「アジア太平洋地域統合モデル(AIM)を基礎とした気候・経済発展統合政策の評価手法に関する途上国等共同研究(2005~2007)」

・地球環境研究総合推進費 BC-088(2)「わが国を中心とした温室効果ガスの長期削減目標に対応する緩和策の評価に関する研究(2008~2010)」

・環境研究総合推進費 S-6-1(2)「アジア低炭素社会シナリオ定量化のためのモデル開発に関する研究(2009~2013)」

・環境研究総合推進費 A-1103(3)「統合評価モデルを用いた世界の温暖化対策を考慮したわが国の温暖化政策の効果と影響の適用(2011~2013)」

・SATREPS「アジア地域の低炭素社会シナリオの開発(2011~2015)」

・科学研究費補助金若手研究(B)「世界の脱物質化社会構築に向けた基礎物質ストック・フロー推計に関する研究」(2013~2015、代表)

・環境研究総合推進費 2-1402(5)「わが国を中心とした温室効果ガスの長期削減目標に対応する緩和策の評価に関する研究(2014~2016、サブテーマ代表)」 

・ 気候変動適応技術社会実装プログラム(SI-CAT)気候変動適応策・緩和策に関する統合的シナリオづくりの基礎調査(2016~2019)

・環境研究総合推進費 1-2302(1)「わが国の脱炭素社会実現に向けた都道府県の脱炭素計画に係る課題の統合的分析(2023~) 

略歴

2004年 京都大学大学院地球環境学舎博士課程 中退

2004年 京都大学大学院地球環境学堂 助手

2007年 京都大学大学院地球環境学堂 助教

2008年 京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻 助教 

2015年 琵琶湖環境科学研究センター 総合解析部門 研究員

2019年 京都大学 論文博士(工学)(題名:サービス需要を考慮した世界の鉄鋼ストック・フローの長期的推計に関する研究)

2020年 琵琶湖環境科学研究センター 総合解析部門主任研究員

【受賞歴】
京都大学環境衛生工学研究会研究奨励賞:京都大学環境衛生工学研究会, 2003

環境システム優秀論文賞:土木学会環境システム委員会, 2006

地球環境論文賞:土木学会地球環境委員会, 2013

論文奨励賞:土木学会環境システム委員会, 2013

主な著書・論文

・河瀬 玲奈, 一瀬 護, 芳賀 智宏, 松井 孝典, 日下 博幸:熱中症搬送者数からみる気候変動影響評価の不確実性に関する考察, 土木学会論文集, Vol.80, No.1, 23-00127, 2024.

・河瀬玲奈,一瀬護:利用可能な住宅ストックの省エネレベル別推計に基づくネットゼロ施策の考察, 土木学会論文集, Vol.79, No.26, 23-26003, 2023.

・木村 道徳, 河瀬 玲奈, 金 再奎, 岩見 麻子, 馬場 健司:行政による質的な意識調査を通じた気候変動影響の把握手法の検討と滋賀県での実践,環境科学会誌, 35巻, 4 号, 213-226, 2022.

・河瀬玲奈:滋賀県における気温の影響を考慮した世帯類型別CO2排出量変化の要因分析, 土木学会論文集G(環境), Vol.77, No.6, II_149-II_157, 2021.

・木村 道徳, 岩見 麻子, 熊澤 輝一, 王 智弘, 河瀬 玲奈, 金 再奎, 小野 聡, 堀 啓子, 上須 道徳, 松井 孝典, 馬場 健司:市民参加による地域将来社会像作成の試みと受容要因の検討—滋賀県高島市を事例として—, 環境科学会誌, 34巻, 2 号, 108-123, 2021.

・木村道徳,岩見麻子,河瀬玲奈,金再奎,馬場健司:地域社会まちづくりステークホルダーにおける気候変動適応と地域課題の関係構造の把握-滋賀県高島市の事例―,環境科学会誌,環境科学会誌, 34巻, 2号, 80-93, 2021.

・Keiko Hori, Jaegyu Kim, Reina Kawase, Michinori Kimura, Takanori Matsui and Takashi Machimura : A Proposal of a Co-Creative Design Support Method for Local Energy System by Multi-Objective Optimization Model of Renewable Energy Mix and Co-Creative Optimization Process, Renewable Energy,Vol.156,1278-1291, 2020.

・河瀬玲奈,金 再奎:自立度指標を用いた地域の将来CO2排出量の構造分析, 土木学会論文集G(環境), Vol.74, No.5, I_11-I_18, 2018.

・ 金 再奎, 岩川貴志 河瀬玲奈 内藤正明:市民協働による地域の将来像作成と実現のための進捗管理の手法-エビデンスに基づく合意形成・地方創成プランづくり-, オペレーションズ・リサーチ, Vol.62, No.5, 279-286, 2017

・ 河瀬玲奈、松岡譲:2050年における世界の鉄鋼部門からのCO2排出量削減ポテンシャルの推計, 土木学会論文集G(環境), Vol. 70, No.6, II_239-II_247, 2014.

・ Reina Kawase, Yuzuru Matsuoka:Reduction targets under three burden-sharing schemes for 50% global GHG reduction toward 2050, Energy Policy, 63, 1126-1138, 2013.

・ 河瀬 玲奈,東 章吾,松岡 譲:日本における低炭素社会と脱物質化社会構築の可能性についてー鉄鋼を例としてー, 土木学会論文集G(環境), Vol.68, No.6, II371-II381, 2012.

・ Reina Kawase, Yuzuru Matsuoka, Junichi Fujino:Decomposition analysis of CO2 emission in long-term climate stabilization scenarios, Energy Policy, Vol 34, No.15, pp. 2113-2122, 2006.

学会・研究会での発表等

<近年の発表>

・河瀬 玲奈,一瀬 護,本田 文雄:基準の違いによる気候変動リスク情報―熱中症搬送者数を事例としてー,第31回地球環境シンポジウム,2023.

・Reina Kawase:Energy reduction effect by thermal insulation promotions in Shiga Prefecture, The 29th AIM International Workshop, 2023.

・河瀬玲奈:地域における取り組みと今後の可能性1,環境科学会2023年シンポジウム-4, 2023.

・河瀬 玲奈,一瀬 護,木村 道徳:滋賀県における適応策の進捗管理に用いるための気候変動に対する脆弱性評価の試み,環境科学会2022年会講演要旨集,p60, 2022.

・河瀬玲奈,一瀬護:住居動態からみたCO2ネットゼロシナリオ実現に向けた対策の検討, 環境科学会2021年会講演要旨集, 1B-1115, 2021.

・Reina Kawase:Global Iron Ore Demand by Considering Service Demand and Quality of Scrap, EcoBalance 2020, Online,March, 2021.

・河瀬玲奈:地域の将来像実現にむけた取組の関係構造と間接貢献度の把握,環境科学会2020年会講演要旨集,p64, 2020.

・河瀬玲奈,佐藤亮吾,佐藤拓人,日下博幸,芳賀智宏,松井孝典:21世紀半ばの熱中症搬送者数変化の要因分析―滋賀県を事例として―,第48回環境システム研究論文発表会公講演集,p132, 2020.

・河瀬玲奈,廣田大輔,木村道徳:滋賀県における適応策の実施状況の調査,第47回環境システム研究論文発表会公講演集,Vol.47, pp.160, 2019.

・河瀬玲奈,内藤正明,中井明日香:SDGs への対応における認証制度の係わりと課題:農業のケーススタディ, 環境科学会2019年会講演要旨集, pp.88, 2019.

・河瀬玲奈,金 再奎,内藤正明:将来像実現にむけた市民活動の貢献度評価の試み―東近江市のケーススタディ―, 第46回環境システム研究論文発表会講演集, Vol.45, 235-240, 2018.

・木村道徳, 河瀬玲奈, 金 再奎:滋賀県を対象とした気候変動適応策と緩和策の関係性, 第45回環境システム研究論文発表会講演集, Vol.45, 309-314, 2017.

・R. Kawase and Y. Matsuoka, "What is the Effective Countermeasure to Reduce Material Stock and Demand? – A Case Study of Steel –",  International Society for Industrial Ecology conference 2015, Guildford, United Kingdom, July, 2015

・Reina Kawase and Yuzuru Matsuoka, "World Steel Stock and Demand towards 2050", The joint 11th International Society for Industrial Ecology (ISIE) Socio-Economic Metabolism section conference and the 4th ISIE Asia-Pacific conference, Melbourne, Australia, November, 2014.

・Reina Kawase, "World Steel Demand Reduction Potential towards 2050", The 9th International Symposium on Social Management Systems, Sydney, Australia, December, 2013.

審議会委員等

【委員等】
・ 滋賀県環境審議会 委員(2008~2015)

・ 京都市環境影響評価審査会 委員 (2015~2016)

・ 土木学会 地球環境委員会 委員 (2011~2015)

・ 環境システム委員会 委員 (2011~2015)

・ 滋賀県気候変動適応推進懇話会 委員 (2019~2020)

・ 生駒市一般廃棄物処理基本計画策定懇話会 委員 (2020)

・ 大津市環境審議会 委員 (2019~)

・ 大津市環境影響評価専門委員会 委員 (2019~)

・ 生駒市環境審議会 委員 (2017~)、副会長(2019~)

・ 東近江市環境円卓会議運営委員会 委員 (2020~)

・ 守山市環境審議会脱炭素部会 部会長 (2022~)

・ 国立環境研究所 客員研究員 (2004~2018、2022~)

講義・指導等

・ 東京工業大学 

・ 立命館大学

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