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琵琶湖集水域地下水の研究
湖畔住民の生活変遷と琵琶湖像の解明
河川による物質流送に関する研究
琵琶湖研究所に期待する
特集・琵琶湖のスジエビ
世界の湖3 オンタリオ湖(アメリカ・カナダ)
環境政策と住民参加
●研究サロン



[研究サロン]
コミュニLBRIケーション

第1回「水と生活」講演会(8月6日)
 講師は大阪市大名誉教授の村松繁樹氏と評論家の富山和子氏の2人
 村松氏は人文地理学の大家で、現在大津市に在住。同氏の講演は「琵琶湖周辺の水利用とその変遷」と題したもので、永年の研究成果を織りまぜながらの興味ある内容であった。とくに、琵琶湖は近畿の水ガメである前に自然の湖であることを再確認する必要があること、また高度経済成長の結果でもある琵琶湖問題の解決のためには、自然からみた人間のあり方を見直し、同時に先人の知恵、経験を生かし皆で真剣に考える時期にきていることを強調された。
 一方、富山氏は最近、琵琶湖に関する絵本を出版されるほど琵琶湖に関心が高く、再三湖国を訪間されている。同氏は、滋賀県民の琵琶湖をきれいにする運動を高く評価されたあと、「それだけにとどまらず、山(森林)を守り、漁業を支え、水田を守る運動が大切である。そして、水を守るうえでは、『土』が基本となり、『土』は人間の労働の産物である」と強調された。

第1回琵琶湖セミナー(8月30日)
 講師は県衛生環境センターの野村潔氏と大津市公害課の岡本陸奥夫氏。ともに行政の立場から琵琶湖の環境問題に取り組んでいる研究者である。
 野村氏は、琵琶湖の基礎情報と水質等の全般的説明をされたあと、水質の経時変化にふれ、「琵琶湖の富栄養化は、昭和55年7月の条例施行後、南湖ではT一Pが30%程滅少したのをはじめT一N、CODも減少傾向にあるが、北潮ではT一Nが微増傾向にあるなど依然として富栄養化への道をたどりつつあり、今後の推移を見守りたい」と報告された。
 一方、岡本氏は「魚とホタルのすむ川をめざして」と題して、大津市が地元住民と協力してすすめている三田川の浄化作戦を中心に報告された。そのなかで、身近な水辺環境として親しまれている琵琶湖流入河川の重要性を強調し、水辺環境の保全と創造を通じた地域環境の再編の必要性とその方策について紹介された。

●編集ノート
▲琵琶湖研究所の前庭には、高さ約10mの“けやき”が6本もあり、研究所のシンボルになっていますが、この木には、8月初旬から、くまぜみの蝉時雨がダイナミックに溢れていました。ところが、9月に近づくと、夏はもう終りと告げるように、つくつくぼうしが 孤軍奪闘しています。▲梅雨明けとともに暑い暑いの毎日でしたが、琵琶湖へは過去5年間の人出を大きく上囲る109万人の水泳客が訪れ、賑わいました。これは、一時、琵琶湖は汚れているということから、あまり足が向かなかったようですが、最近では、水質が徐々に回復してきているということにあるようです。これから毎年、この数値が更新できるためにも、琵琶湖が汚れないように、一人一人が身の回りから“気くばり”をしていこうではありませんか。▲今号は、特集として「琵琶湖のスジエビ」をとりあげてみましたが、いかがでしょうか。スジエビは、日本名地の池・川および湖に生息していますが、体調は3〜5cmで雄より雌の方が大きいようです。また、琵琶湖では、春から夏にかけて岸辺などの浅い所にいますが、秋から冬にかけては深い所へ移動するようです。ご意見・ご要望があればお知らせください。(なかむら)


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